自民党の麻生太郎副総裁は8月7日~同9日、台湾を訪問している。台湾に到着した後、新北市で李登輝元総統の墓を参拝した。李登輝基金会が報道資料で明らかにした。
同党の記録によると、1972年の日台断交以来、副総裁以上の党幹部の台湾訪問は初めてで、日本メディアは「台湾海峡の平和と安定に向けた日台間の連携をさらに強化したい考えだ」と報じている。
また麻生氏は李氏の次女、安妮氏と面会し「台湾との関係深化を各分野で推し進めていく」との姿勢を示した。これに対し、安妮氏は「李氏が生前、訪日のためビザ発給を求めた際に麻生氏が支援したこと、さらに台北駐日経済文化代表処を弔問に訪れたことに深く感謝する」と述べた。
なお、麻生氏は滞在中、蔡英文総統ら要人と会談するほか、同8日に台北市内で講演会を開催する予定だ。